ペットが亡くなったらドライアイスは使っていい?自宅安置で知っておきたい危険と保冷方法|ペット火葬 東村山・東京・埼玉


ペットが亡くなったあと、
「できるだけ長く一緒にいたい」
「火葬まできれいな状態でいてほしい」
と思ったとき、インターネットで安置方法を調べる方も多いと思います。
その中で出てくるのが、ドライアイスです。
ドライアイスは非常に低い温度で冷却できるため、遺体の保冷に使われることがあります。
しかし、ご家庭で自己判断でドライアイスを使うことはおすすめできません。
ドライアイスには、お身体への直接接触によるダメージだけでなく、気化した二酸化炭素による人への危険もあります。
実際に消費者庁・国民生活センターからも、ドライアイスによる二酸化炭素中毒について注意喚起が出ています。消費者庁
この記事では、ペットが亡くなったあとにドライアイスを使う際の注意点と、ご家庭でできる基本的な保冷方法について解説します。
───
ペットが亡くなったあと、ドライアイスは使わないほうがいい?
結論からいうと、ご家庭で自己判断してドライアイスを使用することはおすすめしません。
ドライアイスは非常に強力な冷却材です。
その温度は約−78.5℃。
直接触れた場合、人の皮膚には凍傷の危険があります。
また、ペットのお身体に直接触れさせることで、皮膚や組織に強い冷却によるダメージを与える可能性があります。
「とにかく冷やせばいい」と考えてしまうのは危険です。
ペットのお身体を安置するときに大切なのは、
適切に冷やすこと
であって、
できるだけ低い温度にすること
ではありません。
───
ドライアイスが怖いのは「二酸化炭素」
もうひとつ、ドライアイスを家庭で使う際に注意したいのが二酸化炭素です。
ドライアイスは固体の二酸化炭素です。
時間が経つと液体にはならず、気体の二酸化炭素へ変化します。
この二酸化炭素は無色・無臭で、空気より重いため、低い場所にたまりやすい性質があります。消費者庁
つまり、
「見えないから大丈夫」
とは限りません。
特に、
・狭い部屋
・換気の悪い場所
・密閉に近い空間
・棺や箱の中
などで大量に使用すると、二酸化炭素濃度が高くなる危険があります。
消費者庁が紹介している試験では、ドライアイスを入れた棺の内部で二酸化炭素濃度が急激に上昇することが確認されています。消費者庁
───
「遺体を冷やすためだから安全」とは限らない
ドライアイスは、葬儀などで遺体の保冷に使われることがあります。
そのため、
「葬儀で使われているなら、自宅でも使っていいのでは?」
と思うかもしれません。
しかし、葬儀などでは、取り扱いに慣れた専門業者が、量や設置場所、換気などを考慮して使用するケースがあります。
消費者庁の資料でも、ドライアイスによる保冷は葬儀業者が行うことが一般的とされています。消費者庁
ご家庭で同じように扱うのは簡単ではありません。
特に、ペットのそばでずっと過ごすご家族にとっては、人への安全も考えなければなりません。
───
ドライアイスを使うときに特に危険なのが「顔を近づけること」
ペットと最後の時間を過ごしていると、
「最後にもう一度顔を見たい」
「話しかけてあげたい」
「顔を撫でてあげたい」
と思うのは自然なことです。
しかし、ドライアイスを使用している場合、棺や箱の中に顔を入れるような姿勢は避けてください。
国民生活センターでは、ドライアイスを入れた棺の中に顔を入れたことによる二酸化炭素中毒が疑われる重大事故が紹介されています。国民生活センター
もしドライアイスを使用する必要がある状況なら、専門業者に取り扱い方法を確認し、十分な換気を行うことが重要です。
───
では、ペットの自宅安置では何を使えばいい?
ご家庭での安置では、一般的に保冷剤や氷などを利用した冷却方法があります。
保冷剤を使用する場合も、
・お身体に直接当てない
・タオルなどで包む
・お腹まわりを中心に冷やす
・溶けたら交換する
・涼しい部屋に安置する
などの基本的な点に注意します。
ペットのお身体は、人間の遺体とは大きさや体格が異なるため、冷却する場所や方法もその子によって変わります。
「保冷剤を何個使えばいい?」
「どこに置けばいい?」
と迷ったら、無理に自己判断せず、火葬業者やエンゼルケアを行う専門家に相談してください。
───
保冷剤はお身体に直接当てない
保冷剤を使う場合に注意したいのが、直接お身体に当てないことです。
冷却材が直接皮膚に触れ続けると、局所的に冷えすぎたり、水滴によってお身体が濡れたりすることがあります。
タオルなどで包み、お身体の状態を確認しながら使用しましょう。
また、溶けた保冷剤をそのままにしておくのではなく、状態を確認して交換することも大切です。
───
夏と冬では、安置できる時間も違う
ペットを自宅で安置できる期間は、
・季節
・室温
・ペットの大きさ
・お身体の状態
・冷却方法
などによって変わります。
そのため、
「冬なら○日」
「夏なら○日」
と一律に考えることはできません。
特に気温が高い時期は、お身体の変化が進みやすいため、早めに専門家へ相談することをおすすめします。
前の記事でも、「ペットが亡くなったら何日まで自宅で過ごせる?」について詳しく解説しています。
───
「もっと長く一緒にいたい」ときは、別の方法もあります
「火葬まで数日では足りない」
「遠方の家族が帰ってくるまで待ちたい」
「もう少し一緒に過ごしたい」
という場合、ドライアイスで無理に長期間安置することを考えるのではなく、ペットエンバーミングという方法があります。
エンバーミングでは、お身体の状態に合わせて処置を行い、変化をゆるやかにして、穏やかな状態を保つことを目指します。
フロレンスメモリでは、
通常のエンバーミングケア
ご自宅へ訪問して処置を行います。
お預かりはありません。
長期エンバーミングケア
ご自宅へ伺い、お身体をお預かりします。
その後、
1〜4週間程度(ペットの大きさにより異なる)
お預かりして処置を行い、処置後はご自宅へお戻しします。
「冷やして、なんとか数日延ばす」のではなく、もう少し家族と一緒に過ごすための方法として、エンバーミングを検討することもできます。
───
大切なのは「とにかく冷やす」ことではない
ペットが亡くなった直後は、
「少しでもきれいな状態でいてほしい」
「できるだけ長く一緒にいたい」
という気持ちから、できるだけ強く冷やしたくなるかもしれません。
でも、
冷やせば冷やすほどいい
というわけではありません。
ドライアイスは非常に低温で、取り扱いには注意が必要です。
そして、気化した二酸化炭素はご家族の健康にも危険を及ぼす可能性があります。消費者庁
だからこそ、
「何を使って冷やすか」よりも、「その子のお身体に合った方法で、家族も安全に過ごせる環境をつくること」
を大切にしてほしいと思います。
───
迷ったら、自己判断でドライアイスを使わないで
ペットが亡くなった直後は、突然のことで何をしたらいいかわからなくなるものです。
「保冷剤がない」
「夏で部屋が暑い」
「火葬が数日後になってしまう」
「家族が帰ってくるまで待ちたい」
そんなときは、自己判断でドライアイスを大量に使用するのではなく、まず専門家へ相談してください。
お身体の状態や室温、火葬までの予定などを伝えることで、その状況に合った安置方法を考えることができます。
───
フロレンスメモリについて
フロレンスメモリは、ペットとの最後の時間を大切にするための、エンゼルケア・エンバーミング専門アニマルナースステーションです。
「火葬までどうしたらいいかわからない」
「家族が揃うまで一緒にいたい」
「最後まで穏やかな姿で過ごさせてあげたい」
そんなときに、お身体の状態やご家族のご希望を伺いながら、その子に合った方法をご提案しています。
東京・埼玉では、エンゼルケア、グルーミングケア、通常のエンバーミングケア、長期エンバーミングケアに対応しています。
東京・埼玉以外では、長期エンバーミングケアを承っています。関東圏に加え、山梨県・静岡県・長野県からもご相談いただけます。
大切な家族だからこそ、最後の時間も安全に、穏やかに。
わからないことがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。





コメント